糖尿病の人はアルコールの飲みすぎが発がんリスクを高める!

糖尿病の人は、症状の1つとして血糖値をうまくコントロールできない点が挙げられます。
この状態が続くと、発がんリスクも高まるという研究結果が国内外で報告されています。
その上、アルコールを飲みすぎていると、発がんリスクはさらに高まりかねません。

世界保健機関(WHO)のがん対策組織「国際がん研究機関(IARC)」の研究では、次のような研究結果が報告されました。
2020年の世界でのアルコールの飲みすぎによるがんの発症は、全体の新規発症がんのうち4%を占めています。
純アルコールで約20gの飲酒を毎日続けているだけでも、発がんリスクは高まります。
20gというと、500mlのビール1缶・ダブル1杯のウイスキー・グラス2杯のワインに相当するので、驚きです。

このように、アルコールの飲みすぎが発がんリスクを高めるということはまだ広く認知されていないものの、その危険性は証明されているので、糖尿病の人に限らず十分に注意する必要があります。